「東京卍リベンジャーズ」読んでみた
「負けるってわかってて助けに来た。勝てる人より100倍すごいよ。」
ヒロインである、橘日向(たちばなひなた)が主人公、花垣武道(はながきたけみち)に
言った言葉です。
物語は2017年、26歳冴えないフリーターの武道が人生に絶望するところから始まります。
「俺の人生、どこで間違えたんだ…?」
その時、駅のホームで武道の背中を何者かが押します。
線路に投げ出され、死を覚悟した彼の頭に浮かんだのは、中学時代の彼女だった日向でした。今朝、彼女が東京卍會の抗争に巻き込まれ、亡くなったというニュースをテレビで見たせいでしょうか。
そこから彼は全盛期だった中学2年生のときへタイムスリップします。
まっすぐで素直な彼女を救うためには、東京卍會がカギとなることをつかんだ武道。
12年後には死にゆく運命にある日向を、現在と過去を行き来しながら救うというお話です。
この物語の魅力は何といっても、喧嘩が弱くても常に誰かのため一生懸命、命を懸けて戦う武道の姿です。
そんな彼の必死さに仲間たちは心を動かされます。
仲間たちも人間味があふれていて、完璧ではないところがリアルです。
現代に戻ってからも、過去で必死になって得た仲間との絆は固く強固なものとなり続いているってところもまた、リアルではないかもだけど人情味があって素敵です。(笑)
武道の頑張りによって現代では助からない運命にあった仲間たちの命を救っていきますが、
過去で物語が良いほうに進んだからと言って現代でもよくなっているとは限らない。そこも物語の面白さです。
現在line漫画で一巻が無料で読めますので、興味のあるかたはのぞいてみてはいかかでしょうか。